スペイン巡礼36日目
























Monte de goso-Santiago
7,9火曜日
6:30に出発、朝のうちにすぐサンティアゴに着いた。
途中、フランス人三人のチームと久しぶりに再会。握手して到着をたたえあう。この人は途中お腹を痛め苦しんでいた。
カテドラルに、着いた時は、あまり感動がなかった。道自体が巡礼で、カテドラルは重要ではないのだ。
歩いていたら、アイルランドのデニスさんと出会い、驚き合う。
登録所へ行ったら山本さんがいた。この人は定年後にフランスのリオンの近くから歩いている。
アルベルゲへ入り、山本さんとchocolateのみながら話す。
このスペインの豊かさとは何だ!
ギュギュッと町と畑部を分けて、個人経営のカフェやバルがあって、チェーン店がほとんどなく、年寄りだって歩いてカフェに行って人に会える。
日本にはこういう部分が足りない。
だから、社会から会話や元気やエネルギーが消えていく。
経済指標と幸せには何の相関関係も無いのかもしれない。
急いでカテドラルのミサへ。
神父の話はもちろんわからない。
神父にえびせんみたいなパンをもらう。まじまじ観察していたら、神父に睨まれる。急いで食べる。
キリストは良い人だったのだと思うけど、教会と神父は好きになれない。双方には何の関係もなく、キリストが今の金ぴかの教会を見たら嘆くはずだ、彼が命をかけて戦ったのはそういう理由なき権力に対してだったのでは?と、思ってしまうけど、ここではそんなこと言うとどうなってしまうかわからない。
でもブルゴスのカテドラルをスペイン人のディエゴさんと見ていたとき。そんなことを言ったら。そのとおりだ!お前は理解している!と言ってたから安心している。スペインの人たちだってそんなこと分かっている。けれど文化でもあるのだ。そのおかけで、こんなに素敵な道を歩けているわけで、感謝しないといけない!
そんなディエゴさんに再会できなかったのが、最大の心残り。再会出来ると思っていたから写真もとってないし、連絡先も知らない。
オーストラリアの夫婦にも再会できた。
夜、アサイ夫婦、ふくさん、ときさん、韓国チームと食べた。
途中、次々とカミーノ仲間と再会。
皆で夜のカテドラルで写真をとった。
明日からみんな、それぞれの道を行くのだ。
私たちは、海を目指してもう少し歩く。