スペイン巡礼北の道17日目〜ペオン


ビリャビシオサの悪夢

36.5キロ。
6時半出発

日の出はひちじはん。

月明かりの中を進みます。


リンゴ畑を進みます。
リンゴ畑と牛の融合パターン。
エルヴェさんの、鳥が牛に変わったパターンか。


昨日買ったぼげっと、食べながら進む。

ここの、おいしい。

味濃いです。昨日食べればよかった。
昨日の小さな町la islaのバルの賑わいが、

やはりまだ頭にのこります。

日本ではあんな光景みれないな。


パン屋の配達が凄い早さでいってます。

高床式倉庫も。

相変わらず、クルミ、りんご、時々なし、くり、巨木もたまに。レモン。

これまた相変わらず、イチジク、牛羊ヤギ、時々馬。

たまーに、カキ。ビワっぽい木も。
道端には、クヌギみたいなドングリも、ワラビもあります。
フランス人の道でずっとあった、

ブドウ、オリーブは、皆無です。
湿度高めの地域はそういうことなのでしょうか。1200ミリぐらい。日本の少ないところくらいです。

シドラ用のリンゴ畑は、

ブドウ畑のようにリンゴの木が並んでます。

ビリャビシオサの町、

ジブリに出てきそうな町だね〜、と楽勝ムードで歩いていたあの時が、遥か昔のことのように感じます。
そう、

楽しく歩いてたのも、ここまで。。
12時に今日の目的地、ビリャビシオサに到着。

しかし!

12時の時点で、大きな町で、アルベルゲもホテルもあるこの町で、町中のホテルが満室!

おそらく、もともとのアルベルゲ不足と、ヴァカンスシーズン終わりの週に、さらにスポーツイベントが重なったよう。
そこから、続々到着する巡礼者は、次に進むてもあるのですが、それも、少しのベッド数だけ。。
うちらは、ホテルをしらみ潰しにあたり、ツーリストオフィスにも行って、ホテルに電話をかけたけど、オール満室。。

それで、かなり時間をロスしたので、次に進んでももうアルベルゲは残ってないと判断。

野宿の覚悟。

朝からカフェもなくぶっ続けだったので、とりあえず食べようと店探して食べたものの。。 

やはり、宿の決まらぬ不安は大きいです。

酒が妙に進みます。
こんな時に食べるパンはあまりパッとしないのか、印象の、うすい、焼きも薄い、軽いパンでした。
とにかく、歩き続けて、

泊まるところが幸運にもあったら泊まろう。

無ければベンチに寝よう。

と、決めました。
結果的にはそのどちらもダメ!!

泊まるところはその後30キロ無く、

その後の工程に限ってベンチさえも無かったのです。。いつもはチラホラあるのに。。


しかもひたすらに山道を登ります。

夕方の斜陽の中登る足取りは重いです。。。

完全にアルベルゲ難民。
16時頃から再び歩き始め、

4時間歩き続けて20時、

宿どころか、カフェもなにもない道が続きます。そのくせ、犬の癖が悪い地域で、ワンワンと威嚇しつつ、ついてくるのには、状況もあって、こいつ、やってやろうか。。

とただならぬ気持ちすら。
それでも、まだまだ太陽は高い。


山を降りた盆地の小さなpeonという村で、

ビリャビシオサを立って以来初のバルを発見!!

野宿の勢いをつける為に少し飲むことに!
ところが、

小さな村のバル、レスオランに、人が次々くる。

すごい!
超でかいサンド、5ユーロです。

シドラのボトルが、2.5ユーロ!
9時の開始までバルでくつろぐ大人。

馳け廻るこども。

続々くる車。

この国は豊かです。
この店は、

焼肉がうりのみせ!
何人も雇用してて、

時間までは店員も飲んでて、

ピリッと仕事して。
スペイン景気悪いというけれど、

日本に比べたら、

はるかに、

動いている!

田舎も地方も村も、年寄りも子供も、

その周りの金も、

動いている!
と、

野宿の寝床も決まらぬ、21時前に、

現実逃避的に酒飲んでます。
店をでて、

とぼとぼ寝床を探して歩きますが、

ベンチも何も無く、

そして何より、ワンワンと鳴きわめく犬が多い。

そこに現れたナイスガイ。

もう日が暮れる、次の町まで、俺の車に乗っていかないか!?
迷ったのですが、、、

本当にありがとう。

でも僕らは歩かないと!

と断りました。

30分後に後悔しましたが、、、。
本当に夜の帳はあっというまに落ちて、

この写真の30分後には真っ暗に。

道のサインも見えず、

犬もついてくる。。

進めない。。

山の中で野宿か、と思ったところで、

雨粒が、

泣き面にハチ。
やむなく、peonの村に戻ります。

寄らなかった教会があったから、もしかしたら屋根があるところがあるかも。

歩いていると、

民家の軒先にベンチが!

断りを入れようと思ったけど、家は真っ暗。


ありがとうございます!

と、

そこに寝ることにしたのでした。

ああ、屋根って素晴らしい。

ああ、ベンチって愛のかたまりだ。

歩くための軽量化装備なので、

あまり防寒着はなく、シュラフも薄いので、

寒くてうつらうつらしつつ、

この日は終わっていったのでした。
フミさんには、

ゴメンね、

と謝りました。。