歴史

窯入れを失敗してしまう。
石窯はどんどん冷えてくるので、
また窯入れをし直すこともできない。
生地を種から仕込み直していたら、
明日になってしまう。
ただただ、
自分がふがいなく、情け無い、
しまいには、
まわりのスタッフも、
「ざまよ」
と思ってるんじゃないだろうか、
と妄想すら湧いてくる。
八方ふさがりの感情の中、
ただ、
叫ぶしかない。
そんな時は、
誰も理解者も味方もいない。
孤立無援の気持ちになる。
タバコを吸ってウジウジしていると、
ふと、
先日読んだフランスの本の、
石窯の説明のところの文章を思い出した。
「今まで何人の職人が、
 この窯の前で、
 生地を投げつけ、
 泣き叫んだことだろう。」
涙が出そうな連帯感でした。
「石窯で焼く天然酵母パン/Boulangerie deRien」

12件のコメント

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おはようございます。
お久しぶりです、ご無沙汰しておりました。
田村さん他ご家族、ドリアンスタッフの皆様お元気でしょうか?
 久しぶりにホームページを覗かせていただきました。そして、とてもとても共感できるブログ文章でしたので、初書き込みをさせて頂きました。
 こちらは新緑が深まり、日没も長くなり、桜も見ごろを向かえ、
一気にビールの消費量も増してきました、野菜が美味しい季節になってきましたので是非是非、洞爺にあぞびにきて洞爺の自慢をさせてください。  本日雨暇日和。  お疲れ様です。        

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タムは職人なのですね。今度、ドリアンのパンを食べるときには、それだけ真剣に作られたんだなあと、思いながら食べるかな。
いやいや食べる私としては、きっとそんなことより、美味しいなあと幸せに食べるはずです。
ところで、タムはたばこなんてすってましたっけ?!意外です。
この四月からやっと我が家もインターネットつながりました!
たまにのぞきますね!
ちなみに私はお茶のお稽古仲間ですよ。誰だかわかるかな?

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「電気オーブン」でパンを焼くのが 扱い易いオーブンにもかかわらず、面倒で億劫になってしまう私です。
「商売で釜」で焼くパンが大変なのは分かっていたつもりでした。
ですが、こんなにもデリケートな作業だとは知りませんでした。
大変ですね。
パンって生き物なんですね。

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そんな失敗を乗り越えて昨日我が家に届いたパン、今日も美味しくいただきました。田村さんのパン大好きでーす!

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がんばってください

失敗をして
胸をえぐられるような気持ちになることも
長い道のりの中では必要なんかなあ・・と
10年以上仕事をしてきて
今では思います

でも、
うまくいかなかったときの対処方法(引き出し)を別に持っておくって大事です

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とうやむらさん>>
頑張ってパン焼いてますか!?
本当に洞爺村に行きたいなー、
とみんなと話しているので注意ですよ!
湖をカヌーでゆく日を夢見ております。

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もっちゃん>>
正体解りすぎます(笑)
お茶に最近行けてないから、
グレてしまっていたんだな〜、と思いました。
タバコはぐれた時に吸ってました。
やめました。
でも山の頂上では吸います。。

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のんさん>>
石窯は、そのぶん、窯任せに出来る部分もあるのですが、
人間が失敗すると、
やっぱりダメですね。。。

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まゆきさん>>
ありがとうございます!
失敗、→自己嫌悪→ぐれる
という悪循環に入ってしまうと精神的スランプになってしまいます。
でも、
原因は、食事とか、睡眠とか、
基本的なものだったりするんですよね。。
ちゃんと食べて寝ます!

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