材料がなくなりそうで


先日のブログは、
沢山の反響をいただきました。
両極端な反応でした。。
ちょっと言葉足らずだったかもしれないので、
真面目に書きます。
ここ一年、
製造業と材料屋さんで、
いつも話題になるのは。
「材料がなくなるのではないか?」
ということ。
そして、その情報が、
あまりにも一般に流れないのが、
不気味、であるということ。
たとえば、
バターはもう無くなってしまい、
スーパーにも無いし、
ケーキ屋さんはものすごく困っている。
乾燥いちじくも2倍近くの値上がりで、
品自体も無くなるのでは、と言われていたほど。
国産小麦も、
外国産がこんなにも値上がりすると、
大手が買いはじめ、
無くなりそうで、
うちも、今は確保に必死だ。
そうなると、
「もう、値段はどうでもいいから、
 とにかくモノを確保してくださいよ!」
という状況だ。
そういう状況が、
一般に全然知られていないのが、
不思議で不気味で、
意図的なものを感じる。
だいぶん以前から、
UNEP(国連間環境計画)
なども、
2010年から世界的に食料が不足し始める、
と言っている。
(これも知られてないけど、、)
人口増加は2050年には100億人になるし、
中国等は穀物輸出国から輸入国になったし、
世界の穀倉地帯の水不足は深刻で、
地下水も干上がっているところもあるし、
長江も、アメリア東部の川も、水が減り海までとどいてないし、
温暖化による気候変動は、
豪雨、干ばつの規模を大きく、恒常化している。
世界の食料生産量は、
もう頭打ちでこれ以上、
減ることはあっても増えない。
でも、人口増と生活水準があがることで、
消費は増える。
どう考えても不足する。
バターが減り、
だったら増産すればいいじゃん、
と僕も思っていたけれど、
減産の時に、すでに酪農家がおおく離農していて、
数年では無理、と聞いた。
小麦もっと作ればいいじゃん、
と思っていたけれど、
一年に一度しか試行錯誤できない、
農業という分野で、
作り手を育てるのには、
数年では無理、と聞いた。
一度途切れたものは、
なかなかもとには戻らない。
今すぐやっても、
成果はなかなかやってこない。
2010年にはもちろん間にあわない。
体に良い食べ物も、もちろん大切。
僕も協会に入って食育の勉強しているし、
オーガニック野菜を使っているレストランさんとも、
朝まで飲み熱く論じているし、
僕自身外国産小麦アレルギーだし。
でも、、
その前に、
10年後、
食べるものが日本にあるのか?
あるかもしれないけど、
ないかもしれない、その可能性も十分ある。
自国で作っているのと、
作っていないのとでは、
その可能性が全然違う。
のに、
なかなかそういう話は出てこなく、
製造業者と、材料屋、
そして生産者だけが、
そわそわ心配している状況は、
不気味ではないかな。
ということを言いたかっただけなのです。
「石窯で焼く天然酵母パン/Boulangerie deRien」

20 件のコメント

  • SECRET: 0
    PASS:
    タイトルを見てmixiからすぐに飛んできました^^;
    材料って・・・ドリアンのパンがなくなるの??と思ったら
    深刻なことが書かれていて、私もそわそわしてきました。
    よくニュースで将来は水争奪戦とか食糧危機とか聞きますが、
    もっとそれは間近に迫っていて・・・
    世界はもっと深刻でそういうふうになっているのですね+。+
    今ある毎日の食材を大切にもっと感謝して食べようと思います。
    いろいろいつも教えてくださりありがとうございます。

  • SECRET: 0
    PASS:
    アロマの勉強をしていた時に歴史を咀嚼すると共に土壌から追求しなくては…
    と思うと気が遠くなった事がありました(苦笑
    でも、食に関する事は別で。
    例え生産現場内はカンペキであったとしても、隣は何をする人ぞ。とか
    運搬や保存の段階で違うものに変わるやん…
    なら、否定よりプラスとなる発想を。リスクから目をそむけず「自然と技術の共存」を
    と考える様になりました。

    って、前の記事の時に思ってた事なのですが(笑)
    最近、友人が農業を始める為に在宅でWebデザイナーに転職し、大阪を離れました。
    誰かが始めないと始まらない。止まってる間も時間は過ぎていく。
    でも、自分の生活は確保しなくちゃいけない。。。スゴイ選択だと思いました。
    消費者である私たちの意識を変えなくてはいけませんね。

  • SECRET: 0
    PASS:
    食料がなくなるのではないかという不安。・・・この会話。私もしています。そしてそのためには何をしたら・・・パンは今楽しみで作っていますが食に関する仕事をしているので不安が現実になる・・・・遠いような近い将来の事。・・・言わんとしている事分かります。いざという時に私達は何を食べどうやって生きていくのでしょう?

    話は別ですが、美味しいパン何時か食べに行きます。仕事に追われ遠くからいつもPCの中でみてます。

  • SECRET: 0
    PASS:
    もったいないのしっぺ返しを受けるのですね。
    数年前、牛乳が余って捨てていたニュースの映像を思い出します。
    あの時、先のことを見越して何とか出来なかったのかと思いますが、私も何も行動を起こしていない一員なので心が痛みます。
    今からでも一人一人がもったいないを実践すれば、ほんの少しでも食の危機を緩和出来ないでしょうか。

  • SECRET: 0
    PASS:
    私も牛乳飲まないくせにバターは大好き・・・ こういう個人のアンバランスさが全体を煽っている気がして責任感じています。食物は工業製品みたく増やせないですからね。。。
    世界中で食べ物を巡って暴動が起き始めている。日本でも農水省が買い付けた小麦を製粉業者に払い下げる価格は今月から30パーセント値上げが実施されると聞きました。
    とにかく今は、古米でもなんでも食べるから、作れるだけお米を作ってくださいとお願いしたいです。既に2、3年後がやばい勢いですよね。いちばん国内で増産可能なお米なら麺やパンやお菓子にも加工できるのでは、などと私たちも職場で熱く語っています。。
    世界を旅して、食の最前線にいるドリアンさんだからこそ発せられることっていっぱいありますね。ありがとうございます。目が覚めましたー

  • SECRET: 0
    PASS:
    日本には、美味しい野菜を育ててくれる農家さん、まだまだいっぱいいます。
    価格競争、価格破壊、確かに適正でない価格で売るのは良くないですが、
    手間ひまかけて、作った本当に美味しく、1個80円のトマトより、
    効率よくつくった味気のない1個40円のトマトを化学調味料をたっぷりかけて、美味しくしてしまうから、いけないんです。
    その結果、とにかく安くと、海外にまで行ってしまい、流通コストがかっているにもかかわらず、国産の野菜よりも、安い野菜を輸入するようになてしまったから、自給率が低いんです。
    一生懸命に作ってくれた、野菜などを適正な価格で、取引される、現状をもっと作らないといけないと思います。
    自給率が低いのではなく、買ってもらえずに、捨てなくてはいけない野菜も、多すぎるのです。
    末端の消費者の皆様が、確かな、舌、思いをもって、これからの日本に、先行投資をするつもりで、国産の少し高い野菜を食べましょう!
    農家さんたちが、多少潤えば、もっと美味しい野菜をたくさん作ってくれます。
    農家さんが、当たり前の生活ができるような、収入を得られるようになれば、若い、農家さんが増えます。

  • SECRET: 0
    PASS:
    >トーマスさん
    トーマスさんのコメントを見て全く同感で
    共感し、なるほどな~ととても心を打たれました。。。
    一つ一つの言葉に信憑性があり納得させられます。
    良い物を作ろうと口だけじゃなく行動に移す農家さんの
    心意気に最近は惚れ惚れしちゃいます ! !
    おかげで私の冷蔵庫には、たくさんのおいしい有機野菜やフルーツやetcでいっぱいで心も満たされてます !
    素敵な農家さんを応援したいです(*^^*)

  • SECRET: 0
    PASS:
    kibiさん>>
    お騒がせしてすみません。。
    値上げの言い訳ブログです。。
    ドライフルーツやナッツ類、
    もっと上がって行きそうな予想なので、
    粉だけのカンパーニュをもっとかわいがってあげないとな、
    と思っています。

  • SECRET: 0
    PASS:
    shihoさん>>
    友人さんのご決断、
    すごいですね!
    自分もスタッフと最近よく話します。
    小麦今のうちに作っておいた方がいいね〜、と。。

  • SECRET: 0
    PASS:
    ダンさん>>
    そうですよね。
    食に関わる業界は、なんかザワザワしていますね。
    賞味期限の偽造などがちょうど出てきたころで、
    業界的には、
    そんなことよりも、もっと大事な事をニュースにしてくれ、
    と嘆願書まで出したらしいのですが、、、
    ニュースにならず。
    なかなか大変です。。

  • SECRET: 0
    PASS:
    ゾウアザラシさん>>
    そうなんです。数年前まで、乳製品は自給率100%だったらしいです。
    役所的には困るようで、、
    牛を減らせ〜!
    となったようで。。
    殺された牛達も、ぶーぶー言っていると思いますよね。

  • SECRET: 0
    PASS:
    よーこはんさん>>
    農業や牛などを、実際に見たり体験した人が少なくなったからでしょうかね。
    話題にあまりのぼらないですもんね。
    かつては農業国だったはずなのに、
    自分の親達の世代でも、
    何も出来ない人が多いです。
    受け継ぐことは、大切な事だったはずなんですが、、
    いろんな事が途切れていますね〜。

  • SECRET: 0
    PASS:
    トーマスさん>>
    同感ですね。
    先行投資のつもりで。
    農家をやりたい、という人は多いですからね。
    暮らしが成り立ちさえすれば。

  • SECRET: 0
    PASS:
    もし、暮らしが成り立つような、事になれば、色んな意味で、豊かになります。(のんでも、のんでもの答え?)

  • SECRET: 0
    PASS:
    興味深い記事とおかしなイラストに惹かれて楽しく拝見しています。はじめまして。
    どう考えても、日本は他の産業を押さえてでも自国の農業を発達させるしか方法はないはずなのに、そういう議論が進んでいませんよね。あこがれと現実の話、納得しました。

  • SECRET: 0
    PASS:
    文章の最後のところにまとまってますね。
    いろいろ思うんですけど、なかなか文章にならないです。
    また、飲みの席ででも。
    聞きたいこと、話したいこといっぱいです。

  • SECRET: 0
    PASS:
    そうですよね。
    今日まで3泊4日の出張で、毎夜毎夜昔の仲間と飲みましたが、
    小さな子供を抱えてる先輩が
    「あいつら…、生まれてもーたけど、生きてくのほんま大変やろな。食料難マジでなるやろし。」
    としんみりしてました。
    ざっくりと極論をいきなり言うことで実は有名な私。
    みんながもっと丁寧な暮らしをすればいいのだ!といつも思います(*^_^*)

  • SECRET: 0
    PASS:
    kumokiさん>>
    ありがとうございます。
    kumokiさんは海外在住なんですよね?
    外から見ると、また違う見方ができるのでしょうか。
    いろいろ聞いてみたいです!ブログにもお邪魔します。

  • SECRET: 0
    PASS:
    paris_neigeさん>>
    噂の出張、お疲れさまです。
    そうなんですよね。
    小さい子どもを持ってる方は、敏感だな、て思います。
    自分は環境問題の仕事してた時に思ったんです。
    自分の子どもや孫の事を本気で考えるパワーしか、
    問題を解決できないと。
    自分自身の事なら、いろいろと言い訳を考えついてしまいますが、
    でも孫は、、納得してくれないだろうな〜、
    と思うと、生き方考えさせられますよね。。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。